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2022.10.12

国立大学法人神戸大学が発表した、MBSキャピラリーを使用した研究成果が国際科学専門誌「Nutrition and Health」に掲載されました。

女性のQOL向上や社会的健康につながる研究成果が国際科学専門誌「Nutrition and Health」オンライン版に掲載

 

国立大学法人神戸大学(准教授 佐藤幸治先生)の研究成果で、月経痛を自覚する若年女性を対象とし、トゲドコロ芋粉末の経口摂取が月経痛の痛みの程度および炎症作用に及ぼす影響について検討されております。

4週間摂取すると、血液中のProstaglandin E2 (PGE2)とCytochrome c oxidase subunit 2 (COX-2)のレベルが抑制され、若年女性の月経前症候群と月経痛が改善されることが報告されました。これにより、女性のQOL向上や社会的健康につながることが期待されます。本研究において、弊社製品「MBSキャピラリー」が用いられております。

 

The effect of Dioscorea esculenta powder on prostaglandin E2 and cytochrome c oxidase subunit 2 levels, menstrual pain, and premenstrual syndrome in young women: A randomized double-blind controlled trial

・論文の詳細はこちらよりご確認ください。


MBSキャピラリーの概要

当社が独自の最新技術によって開発したMBSキャピラリーによって、血液検体を指先から迅速かつ簡単に採取することが可能になります。

従来の血液検査では、腕静脈から注射器で5ml(ペットボトキャップ1杯分)以上の血液採取が必要でしたが、MBSキャピラリーの使用により、受検者自らの検体採取0.06ml(目薬1滴程度)の血液で負担が少なく検体測定が可能になります。通常時は採血チップを微量血液採取容器に格納し、使用時には組み立て方式で持ちやすい形状になり、誰でも迅速かつ容易に指先採血を行う事ができます。

検査目的に応じた必要採血量は採血チップの目盛線を目安にすれば良く、シンプルながら確実に定量化が図れます。採血チップは形状や構造に特殊加工がほどこされ、血液成分を壊すことなく吸引します。

 

また、研究の分野において、2022年でも複数の研究者に使用されて、その研究成果が報告されております。

1)Iwasawa H et al, Rinsho Byori, 65, 2017, 252-259 .

2)Sato K et al, Gynecological and Reproductive Endocrinology and Metabolism 3, 2022, 27-31.

3)Amano T et al, Physiology & Behavior 249, 2022, 113770.

4)Suehiro D et al,. Food Sci Nutr. 10,2022, 2496-2504.

・MBSキャピラリーの詳細はこちらよりご確認ください。

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